ソフトテニスは日本発祥のスポーツで、柔らかいゴム製のボールを使うことから「軟式テニス」とも呼ばれてきました。本記事では、ソフトテニスのルールを初心者でも分かりやすくまとめています。これから始めたい方やルールを復習したい方はぜひ参考にしてください。
ソフトテニスとは
ソフトテニス(Soft Tennis)は、日本で誕生したラケットスポーツです。1992年にルール改定が行われ、正式名称も「軟式テニス」から「ソフトテニス」へと統一されました。日本をはじめ韓国・台湾などアジアを中心に広がり、現在では40カ国以上でプレーされています。
日本国内では約50万人が競技者として登録しており、愛好者は700万人以上にのぼります。中学・高校の部活動でも人気があり、ダブルスを中心にプレーされます。
使用する道具
ボール
ソフトテニスで使うボールは直径6.6cm、重さ約30gのゴム製です。空気を入れて使用し、1.5mの高さから落とすと70〜80cmはね返る弾力が必要です。
この軽さと弾力が、ソフトテニス特有のスピード感や戦術の多様さを生み出しています。
ラケット
ラケットは全長73.66cm以内、フェイス面の縦39.37cm・横29.21cm以内という規格が定められています。日本ソフトテニス連盟に認定されたラケットのみが公式戦で使用可能です。
初心者は軽くて面の大きいラケットを選ぶのがおすすめです。
コート
ダブルス用コートのサイズは縦23.77m、横10.97m。シングルスの場合は横幅が8.23mとなります。
多くのコートは白いラインで区切られており、土のクレーコート、砂入り人工芝、ハードコート、インドア施設など多様な環境でプレー可能です。
ソフトテニスの基本ルール
試合の進め方
ソフトテニスの試合は主に「7ゲームマッチ(4ゲーム先取)」または「5ゲームマッチ(3ゲーム先取)」で行われます。中学生の大会では5ゲームマッチ、高校・大学以上では7ゲームマッチが多いです。
各ゲームは4ポイント先取で勝利。ただし3-3になった場合は「デュース」となり、2ポイント連取するまで続きます。
サービスのルール
サービスはベースラインの外側から行い、対角のサービスコートに入れる必要があります。2回まで挑戦でき、2回とも失敗すると「ダブルフォールト」で相手にポイントが入ります。
サービス順はゲームごとに交代し、ダブルスでは2ポイントごとに交代します。
レシーブのルール
レシーブはボールがツーバウンドする前に返す必要があります。ダブルスでは1ポイント目と2ポイント目で交互にレシーブを担当し、その後も順番通りに行います。
得点と失点
相手が正しく打ち返せなかった場合に得点が入ります。以下の場合は失点となります。
- 打ったボールがネットを越えなかった
- コートの外に出た
- 2バウンドする前に返球できなかった
- ラケットや体にボールが複数回触れた(2度打ち)
- ネットに触れてしまった(ネットタッチ)
試合の流れ
- 試合前のトス:じゃんけんまたはラケット回しで、サーブ・レシーブ・コートを選びます。
- 試合前乱打:本番前に1分程度の練習が可能です。
- ゲーム開始:サービスの順序に従って試合が始まります。
- チェンジコート:奇数ゲーム終了ごとにコートを交代します。
- 試合終了:必要なゲーム数を先取したペア・選手が勝利。最後に握手・あいさつをして終了です。
まとめ
ソフトテニスは、ルール自体はシンプルですが、戦術やペアの役割分担によって奥深さが増すスポーツです。初心者はまず「ボールを返す」「サービスを入れる」といった基本を覚え、少しずつルールや戦術を身につけていきましょう。
本記事を参考に、ぜひソフトテニスの魅力に触れてみてください!
よくある質問(FAQ)
Q1. ソフトテニスと硬式テニスの違いは何ですか?
A. ソフトテニスはゴム製の柔らかいボールを使用し、ラケットも軽量です。硬式テニスよりもスピードが速く変化の大きいラリーが特徴です。
Q2. 初心者でも試合に出られますか?
A. 学校の部活や地域クラブでは初心者もすぐに試合形式で楽しめます。ルールは簡単なので、すぐに慣れることができます。
Q3. サービスは下から打ってもいいですか?
A. はい、ソフトテニスのサービスは下から打つ「アンダーサーブ」も認められています。初心者はまずアンダーサーブから練習すると良いでしょう。
Q4. ダブルスでは前衛と後衛の役割は決まっていますか?
A. 基本的には後衛がラリーを展開し、前衛がボレーやスマッシュで決めます。ただし必ず固定ではなく、状況によって入れ替わることもあります。
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