荒木 駿(あらき しゅん)選手 — “空飛ぶ前衛”の全貌、使用ギア、戦術体系の完全網羅
ソフトテニス界に現れた182cmの大型前衛、荒木駿(ヨネックス)。羽黒高校から早稲田大学を経て、現在は日本代表として世界と戦う「空飛ぶ前衛」。その圧倒的なスマッシュ力と、理論に裏打ちされたポジショニングの秘密に迫ります。経歴、戦績、そして愛用する「VOLTRAGE 8V」へのこだわりまで徹底解説します。
主要出典:ヨネックス公式サイト、ソフトテニスマガジン、大会公式記録 等
目次
プロフィール
日本屈指の大型前衛
- 氏名:荒木 駿(あらき しゅん)
- 所属:ヨネックス(YONEX) / 全日本ナショナルチーム
- 出身地:山形県鶴岡市
- 出身校:鶴岡第一中学校 → 羽黒高等学校 → 早稲田大学
- 身長:182cm
- ポジション:前衛
- 利き腕:右利き
- 得意プレー:高打点からのスマッシュ
- 尊敬する選手:伊藤 幹(YONEX)
身長182cmは、日本男子前衛の中でもトップクラスの高さです。このリーチと跳躍力が、ネット際での圧倒的な支配力を生み出しています。
経歴(キャリアパス)
山形から全国、そして世界の舞台へ
黎明期:山形の怪物(中学〜高校)
山形県鶴岡市で基礎を学んだ荒木選手は、名門・羽黒高等学校へ進学。1年生の頃から当時の白幡監督に才能を見出され、レギュラーとして活躍しました。
特に3年時の2019年全日本高校選抜大会では、主将としてチームを牽引しベスト4に進出。澤田吉広選手とのペアで出場した4試合全てに勝利し、「夏のスター候補」として全国にその名を轟かせました。
成長期:早稲田での理論武装(大学)
ソフトテニスの最高学府・早稲田大学へ進学後は、持ち前の身体能力に「戦術眼」が加わりました。
2022年のインカレ(全日本学生ソフトテニス大会)では男子ダブルス優勝を果たし、シングルスでも3位に入賞。2023年には全日本選手権(天皇杯)で並み居る実業団ペアを破り第3位に食い込むなど、学生テニス界を完全制覇しました。
現在:プロフェッショナル(YONEX)
2024年、世界のYONEXに加入。即座に全日本ナショナルチームに選出され、STリーグ(旧日本リーグ)での準優勝や、2025年西日本公認大会での優勝など、プロの舞台でもその実力を遺憾なく発揮しています。
プレースタイル分析
なぜ「空飛ぶ前衛」と呼ばれるのか
荒木選手の代名詞は、メディアからも称賛される「破壊的なスマッシュ」です。
- 打球音が違うスマッシュ:
182cmの長身+高い跳躍点から繰り出されるスマッシュは、鋭角かつ重く、観客席まで響く独特の破裂音を生み出します。 - ネットの支配者:
リーチの長さを活かし、相手後衛に「抜けるコースがない」と思わせるプレッシャーを与えます。 - 冷徹な戦術眼:
「勝っていてもリードされている気持ちで戦う」というメンタリティを持ち、常に相手が嫌がるコースをペアと共有しながら攻め続ける知性派でもあります。
使用装備(ラケット・ガット)
轟音スピードを生み出すギア
荒木選手の圧倒的な弾きとスピードを支えているのが、以下のYONEXギアです。(2025年調査時点)
ラケット:VOLTRAGE 8V(ボルトレイジ 8V)
「轟音スピード」をコンセプトにした前衛特化モデル。高剛性フレームにより、荒木選手のようなハードヒッターのパワーをロスなくボールに伝えます。弾き性能が極めて高く、電光石火のボレー戦を制するために選ばれています。
ガット:POLYACTION PRO(ポリアクション プロ)
5角形の断面を持つポリエステルストリング。強烈なドライブ性能と、ハードな打球にも耐えうる耐久性を兼ね備えています。正確なコントロールと威力を両立させるための選択です。
最強のパートナーシップ
ペアとの化学反応
米川 結翔(よねかわ ゆいと)選手
現在のYONEXにおけるパートナー。2025年の関東オープンや全日本選抜などでペアを組み、米川選手の精度の高いストロークと荒木選手の決定力が完璧に噛み合っています。「最強の矛」コンビとして恐れられています。
水木 瑠(みずき りゅう)選手
早稲田大学時代のパートナー。インカレ優勝を成し遂げた際のペアであり、互いの信頼関係による「鉄壁」のディフェンスと攻撃を見せました。
主な戦績
| 年度 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 2022 | 全日本学生選手権(インカレ) | 優勝(ダブルス)/ 3位(シングルス) |
| 2023 | 東日本学生選手権 | 優勝 |
| 2023 | 全日本選手権(天皇杯) | 第3位 |
| 2024 | STリーグ(日本リーグ) | 準優勝 |
| 2024 | 平和カップ広島国際 | 3位 |
| 2025 | 西日本公認大会(荻原旗・江口杯) | 優勝 |
Hitting編集部 注目ポイント
思考するアスリートとしての「質」
荒木選手の真の凄みは、182cmという恵まれた体格だけではありません。彼が天皇杯3位入賞時に語った「リードしていても、リードされている気持ちで戦う」というメンタリティにこそ、トップアスリートとしての本質があります。
得点状況に一喜一憂せず、常に「相手が嫌がることは何か」を冷徹に分析し続けるインテリジェンス。これこそが、彼が学生テニスを制し、プロの世界でも即座に結果を出せている最大の要因でしょう。2025年以降、国際大会でのメダル獲得に最も近い日本人前衛の一人であることは間違いありません。
フォトギャラリー
コート上の支配者



参考・出典
- Shun Araki 荒木 駿 | YONEX SOFT TENNIS
- ヨネックス ソフトテニスチーム 公式サイト
- ソフトテニスマガジン・ポータル(特集記事参照)
- 羽黒高校 ソフトテニス部 卒業生情報
- 天皇杯3位入賞レポート(makochan staffブログ)
- Abema
- 荒木選手公式X
(注)本記事は公開された情報および試合結果に基づき作成しています。最新の戦績や使用ギアは変更になる場合があります。
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