本倉健太郎(もとくらけんたろう)選手―プロフィール・戦績まとめ―サウスポーのお手本

本倉選手の写真
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
選手特集 日本ソフトテニス界の至宝

本倉 健太郎(もとくら けんたろう)選手— プロフィール&戦績まとめ【NTT西日本】

ソフトテニス界で「最強の後衛」と呼ぶにふさわしい存在、それが現在NTT西日本で活躍する本倉健太郎選手です。高校、大学、そして実業団と、すべてのステージで頂点を極めてきた彼。その左腕から繰り出される剛速球と、冷静沈着なプレースタイルは、多くの中高生プレーヤーの憧れとなっています。今回は本倉選手のプロフィール、輝かしい戦績、使用しているラケットやガットなどのギア情報をわかりやすくまとめました。

主要出典:ミズノ公式オンライン、ソフトテニスマガジン・ポータル、JapanLeague Soft Tennis 等。

プロフィール

基本情報

本倉健太郎選手
  • 氏名:本倉 健太郎(もとくら けんたろう)
  • 生年月日:1999年3月22日
  • 出身地:岡山県
  • 身長 / 体重:177cm / 70kg
  • 血液型:B型
  • 利き腕:左利き
  • ポジション:後衛
  • 現所属:NTT西日本
  • ニックネーム:けんちゃん
  • 今シーズンの目標:タイトルを取る

※左利き特有のボールの軌道が彼の大きな武器です。

経歴

地元・岡山で育ち、全国の頂点へ駆け上がる軌跡

  1. ジュニア・中学時代:小学校1年生の時に「烏城ジュニア」でソフトテニスを始め、「ももっち岡山」での活動を経て、岡山市立富山中学校へ。ソフトテニスが盛んな岡山という土地で、現在のプレースタイルの基礎をしっかりと固めました。
  2. 高校時代(岡山理科大学附属高校):2016年、地元・岡山で開催されたインターハイ個人戦で見事優勝!さらに2017年の東京インドアでは、高校生ペアとして史上初の優勝という歴史的快挙を成し遂げ、全国にその名を轟かせました。
  3. 大学時代(明治大学 農学部):名門・明治大学に進学。2018年に再び地元・岡山で開催された全日本学生対校選手権(インカレ)団体戦において、絶体絶命の状況から3連勝を飾る大逆転劇を演じ、明治大学に創部初の団体優勝をもたらしました。同年、ナショナルチーム(日本代表強化指定)にも初選出されています。
  4. 社会人(NTT西日本):2021年、常勝軍団であるNTT西日本に入社。2025年の第70回全日本実業団選手権大会では、チームの主軸として活躍し、NTT西日本の4連覇(通算19回目)に大きく貢献しました。

主な戦績

学生から社会人まで、数々の栄光

大会名成績ペア/所属
2016インターハイ(個人戦)優勝上松 俊貴(岡山理大附)
2017東京インドア優勝上松 俊貴(岡山理大附)
2017全日本学生対校選手権(インカレ・ダブルス)優勝丸山 海斗(明治大学)
2018全日本学生対校選手権(インカレ・団体)優勝明治大学
2018全日本学生対校選手権(インカレ・シングルス)3位個人
2024日本リーグ優勝NTT西日本
2025第70回全日本実業団選手権大会優勝NTT西日本(4連覇)

プレースタイル分析

左腕から繰り出される「暴力的な精度」

本倉選手の最大の武器は、左腕から放たれる爆発的なフォアストローク(シュートボール)です。左利き特有の軌道は、右利きの前衛に急激に食い込んだり、逃げていったりするため、相手にポーチボレーのタイミングを狂わせます。

攻撃的な守備と多彩な配球

ただ強く打つだけでなく、重心を低く保った「攻撃的な守備」も彼の持ち味です。相手の強打を確実に拾い、ベースライン付近で急激に沈むドライブ性のボールで逆襲します。また、ロビングやカットサービスといった多彩なテクニックを使い、ペアの前衛を活かす戦術眼も兼ね備えています。

強靭なメンタルとルーティン

試合前のルーティンとして「深呼吸をする」ことを大切にしています。激しいラリーの最中でも心拍数を落ち着かせ、冷静な判断を下すための工夫です。試合の時にはポカリスエットを飲み、差し入れではウィダーインゼリーが嬉しいそうです。

共に戦った歴代ペア

最強の後衛を活かす、トップ前衛たち

上松 俊貴 選手

高校時代(岡山理大附高)からの盟友であり、インターハイ優勝や東京インドア史上初の高校生優勝を共に成し遂げたパートナー。2025年の全日本実業団決勝でもペアを組み、ゲームカウント④-0の圧倒的な完封勝利を収めました。

丸山 海斗 選手

明治大学時代、2018年のインカレ団体戦で共に絶体絶命のピンチを乗り越え、逆転優勝の立役者となった頼れるパートナーです。

内田 理久 選手

現在の所属であるNTT西日本でペアを組む選手。2025年全日本実業団の準決勝などで共に勝利を収め、チームの要となっています。

使用装備(ラケット・シューズ)

ミズノの技術が支えるパフォーマンス

長年にわたりミズノ(MIZUNO)の契約選手として活動しており、ギア選びにもプロフェッショナルとしてのこだわりが詰まっています。(※最新情報に基づきます)

  • 使用ラケット / ポンド: MIZUNO Fspeed S-05 / 31ポンド
    自らの力でボールをコントロールし、ボールを潰して打つ感覚を重視して、31ポンドという高テンションで設定しています。 MIZUNO Fspeed X5S
  • 使用シューズ / サイズ: MIZUNO WAVE EXCEED TOUR 5 / 27.5cm
    激しい左右の切り返しにも耐えうる最高峰のグリップ力と安定性を誇り、ダイナミックなフットワークを足元からしっかりと支えています。 MIZUNO WAVE EXCEED TOUR 5

Hitting編集部 注目ポイント!

地元・岡山への「恩返し」の哲学

本倉選手を語る上で絶対に外せないのが、地元・岡山への熱い想いです。彼は自身のキャリアの中で、高校生の時のインターハイ、大学生の時のインカレと、偶然にも地元・岡山で開催された大舞台でことごとく優勝を飾っています。

本人はこれを「普段お世話になっている人への恩返し」と語っています。明治大学時代、気温35度を超える猛暑の中でチームをインカレ初優勝に導いた際も、彼の胸にあったのは「みんなのために」という利他的な精神でした。自分のためだけでなく、応援してくれる人のために戦う姿勢こそが、彼がプレッシャーを跳ね除け、限界を超えたプレーを発揮できる最大の理由だと僕は考えています。中高生の皆さんも、この「誰かのためにプレーする」という気持ちをぜひ参考にしてみてください。

今後の展望・推測

日本代表として、そしてジュニア世代の目標として

本倉選手はNTT西日本の主力としてタイトルを獲得し続けることはもちろん、ナショナルチームのメンバーとして、アジア競技大会や世界選手権といった国際舞台での活躍も大いに期待されています。韓国や台湾といった強豪国の選手たちにとっても、彼の左腕から放たれるショットは大きな脅威となるはずです。

また、彼の謙虚な姿勢やプレースタイルは、多くの中高生・ジュニア世代のロールモデル(お手本)となっています。「本倉選手のようになりたい」と願う若手選手たちが、これからの日本ソフトテニス界をさらに盛り上げてくれることでしょう。

まとめ

才能に甘んじることなく、常に努力と感謝を忘れない本倉健太郎選手。彼の強さの秘密は、圧倒的な技術や選ばれたギアだけでなく、「みんなのために戦う」という心の強さにありました。日本ソフトテニス界のフロントランナーとして走り続ける彼の一打一打から、今後も目が離せません!

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