ソフトテニス「引っ張り」とは?―正しい意味と鋭い角度をつける4つのコツを解説

引っ張りについての説明画像
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) HITTING編集部長
基本用語:ストローク 引っ張り
相手が打ってきたボールに対して、打点を前にして、ラケットで長くボールを引っ張るようにスイングし、意図的に角度をつける返球のこと。
※もともとは野球用語で、右打者がレフト方向に打つ「引っ張り打法」に由来しています。
引っ張りの図解

最も誤用が多い用語!?「引っ張り」の本当の意味

ソフトテニス用語の中で、最も誤解されやすい言葉の一つがこの「引っ張り」です。例えば、「正クロスで打ち合っている状態=引っ張り」と呼ぶ人がいますが、これは正確ではありません。

コートの角度をズラして考えてみてください。お互いにクロスに打ち合っている状態は、飛んできたボールの軌道に対して角度を変えていないため、実は「ストレートで打ち合っているのと同じこと」なのです。

「引っ張り」と呼べるのは、飛んできたボールの軌道に対して、自らのスイングで意図的に角度を変えた時だけです。(例:右利きのフォアハンドで、相手の右ストレートの球を正クロスへ打ち返す、など)

鋭い「引っ張り」を打つための4つのポイント

鋭い角度をつける引っ張りは、攻撃の要になります。手打ちにならず、質の高いボールを打つためのコツを見ていきましょう。

1. 打点(インパクト)は「前」!

引っ張るための絶対条件です。打点が後ろになってしまうと、物理的に角度をつけることができません。ボールを迎えに行き、自分の体より前で捉えましょう。

2. 体の回転(腰のひねり)を使う

腕の力だけで無理やり角度をつけようとすると、アウトやネットのミスに繋がります。下半身から腰、そして肩へと回転を連動させてボールにパワーを伝えます。

3. ボールを「長く」持つ感覚

インパクトの瞬間に弾くのではなく、ガットの上でボールを転がすように「長く引っ張る」イメージを持つことで、狙った角度へ正確にコントロールできます。

4. 相手の逆を突く「意図」を持つ

引っ張りは、コースを変えて相手を走らせる攻撃的なショットです。相手のポジションや前衛の動きをしっかり観察し、「ここで角度をつける!」という明確な意思を持ってスイングしましょう。

プロから学ぶ「引っ張り」

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