ソフトテニス「ガット」とは?

ソフトテニスガットについての解説画像
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
ギア知識:用具 ソフトテニス・ストリング(ガット)
ソフトテニスにおけるストリング(ガット)とは、ラケットのフレームに網目状に張られた糸のこと。ボールに直接触れる唯一のパーツであり、打球のスピード、回転数、コントロール性能、そしてプレーヤーの手元に伝わる「打球感」を決定づける非常に重要な要素です。
ストリングの種類と構造

ストリングの三大構造を知る

ソフトテニスのストリングは、内部構造によって大きく3つのタイプに分けられます。自分の「感覚」に合うものを見極めましょう。

1. モノフィラメント

太い芯糸を中心とした構造。反発力が強く、パチーンと弾く快快な打球音が特徴。スピード重視のプレーヤーに最適です。

2. マルチフィラメント

数千本の細い繊維を束ねた構造。球持ち(ホールド感)が良く、柔らかい打球感。コントロールと腕への優しさを求める方に。

3. モノ×マルチ(融合)

両者の長所を組み合わせたタイプ。現在のソフトテニス界で主流となりつつあり、パワーと繊細さを両立させたい欲張りな設定です。

プロが教える「選び方の黄金律」

ポジションや体格に合わせて、以下の3要素を調整するのが鉄則です。

ゲージ(太さ)の秘密

細い(1.25mm以下)ほど食いつきが良くスピンがかかりますが、切れやすい。太い(1.30mm以上)ほど耐久性が上がり、面が安定します。

テンション(張力)の魔法

基本は25〜30ポンド。飛ばしたいなら「低め」、パワーを抑えて正確に打ちたいなら「高め」に設定するのが基本です。

素材の選択(ナイロンvsポリ)

主流はナイロンですが、力が強いハードヒッターには、より打ち応えがあり耐久性の高い「ポリエステル」という選択肢もあります。

💡 精通者からのワンポイント・アドバイス

ガットは「切れたら変える」ものではありません。「性能が落ちたら変える」ものです。ナイロンガットは張った瞬間から劣化が始まり、3ヶ月も経てば本来の弾力は失われます。上達の近道は、常に新鮮な状態でプレーすることにあります!