上松 俊貴(うえまつ としき)徹底解剖|戦績・経歴・使用用具まとめ
ソフトテニス史上初の「アジア競技大会3冠」を達成し、全日本シングルス選手権では前人未到の4連覇。前衛というポジションの枠を超え、世界最強のオールラウンダーとして君臨する上松俊貴選手(NTT西日本)。
なぜ彼はこれほどまでに強いのか?その経歴、圧倒的な技術論、そしてパフォーマンスを支えるこだわりの使用ギア(ラケット・ガット・シューズ)まで、最新情報を網羅して徹底解説します。
主要出典:NTT西日本、YONEX公式サイト、GOSEN公式サイト、ソフトテニスマガジン等(2026年1月時点)
目次
プロフィール
基本情報
- 氏名:上松 俊貴(うえまつ としき)
- 所属:NTT西日本 ソフトテニス部
- 生年月日:1998年6月11日(27歳)
- 出身地:岡山県
- 出身校:岡山理科大学附属中 → 岡山理科大学附属高 → 早稲田大学
- ポジション:前衛(ネットプレーヤー)
- 身長:181cm
- 利き腕:右利き
経歴
岡山の神童から、世界の絶対王者へ
- 黎明期(岡山Kids時代):
小学1年生で「岡山Kids」に入団。小学5年で全小団体優勝、翌年には団体・個人の二冠を達成。幼少期から「勝つことが日常」という環境で、王者のメンタリティを形成しました。 - 中学・高校時代(無敗神話):
岡山理科大学附属中に進学し、全中個人戦で2年連続優勝という快挙を達成。高校3年時にはインターハイ個人優勝に加え、高校生ながらアジア選手権日本代表に選出。日本人高校生として初のメダル獲得を果たし、その実力は既に大人と渡り合えるレベルに達していました。 - 早稲田大学時代(学生最強):
名門・早稲田大学では1年目からインカレ団体優勝に貢献。2018年には船水颯人選手とのペアで「天皇杯」を優勝。学生ペアが実業団トップをなぎ倒す姿は、ソフトテニス界に衝撃を与えました。 - NTT西日本時代(プロフェッショナル):
大学卒業後、常勝軍団NTT西日本へ。2023年アジア競技大会での「3冠達成」、世界選手権シングルス優勝など、前衛の常識を覆す結果を残し続けています。
戦績 — 史上初の「三冠」と伝説の記録
ソフトテニスの歴史を塗り替える偉業の数々
| 年 | 大会名 | 成績・備考 |
|---|---|---|
| 2022-2025 | 全日本シングルス選手権 | 優勝(大会史上初4連覇) |
| 2023 | 第19回アジア競技大会 | 金メダル 3冠達成 (シングルス・ミックスダブルス・国別対抗) |
| 2024 | 第17回世界選手権 | 男子シングルス 金メダル (日本人男子初優勝) |
| 2025 | コリアカップ | 4冠完全制覇 (単・複・混合・団体すべて優勝) |
| 2018, 2022, 2024 | 全日本選手権(天皇杯) | 優勝 |
特筆すべきは、前衛でありながら「シングルス」で国内・国際大会を支配している点です。これは従来の「後衛有利」という定説を覆す歴史的快挙です。
プレースタイル分析
「前衛」の枠を超越したオールラウンダー
上松選手の強さは、従来の「前衛」「後衛」という二元論では語れません。彼は「ネットプレーヤーからスタートする完全なるオールラウンダー」です。
1. 圧倒的な守備範囲とトランジション
181cmの長身とリーチを活かし、ベースラインでの打ち合いでも主導権を渡しません。相手の返球が浅くなった瞬間にネットへ詰める「トランジション」の速度が異常に速く、相手に常にプレッシャーを与え続けます。
2. 支配的なスマッシュとボレー
「上松の上にはロブを上げられない」と対戦相手に絶望させるほどの空間支配力を持っています。どこからでもスマッシュを追える脚力と、ボールの勢いを殺す「ストップボレー」などの繊細なタッチを兼ね備えています。
3. ロジカルな戦術眼
「1つ成功体験を踏めれば、選択肢が増える」と語るように、試合中は常に確率とリスクを計算。感情に流されず、冷静に相手の嫌がるコースを読み切る知性が、大舞台での勝負強さを支えています。
パートナーシップ
最強を形成する「対」の存在
船水 颯人(プロ選手)との「黄金ペア」
早稲田大学の先輩であり、日本初のプロ選手。天皇杯優勝や国際大会での活躍など、現代ソフトテニス界の「最強」の代名詞です。お互いの使用するガット(上松:ソニックブロー、船水:ライジングストーム)を意識し合う盟友関係でもあります。
内本 隆文(NTT西日本)との「純正ペア」
実業団リーグや全日本社会人選手権で主軸となるペア。内本選手の粘り強い配球が、上松選手の爆発的な攻撃力を最大限に引き出します。
使用装備(ラケット・ガット・シューズ)
世界王者のパフォーマンスを支える「こだわり」のギア
ラケット:YONEX VOLTRAGE 8V (ボルトレイジ 8V)
「轟音スピードショット」がコンセプトの前衛特化モデル。フェイス面積85平方インチというコンパクトなヘッドサイズが、瞬時の反応速度と振り抜きの良さを実現。上松選手の高速ボレーとスマッシュを支える相棒です。
ガット:GOSEN SONICBLOW (ソニックブロー)
【上松選手共同開発モデル】
「高い反発性(弾き)」と「ボールを掴む感覚(球持ち)」という相反する要素を高次元で融合させたストリング。上松選手自身が「ガットの構造から色に至るまで僕のこだわりが詰まっている」と語る自信作です。
シューズ:Mizuno WAVE EXCEED TOUR 6 OC
2025年からミズノと契約。優れたホールド感と、地面を力強く蹴り出せる爆発力が選択の決め手となりました。
Hitting編集部 注目ポイント
なぜ彼はずっと勝ち続けられるのか?
上松選手の凄さは、技術もさることながらその「探究心」にあります。
トップ選手でありながら、自身のYouTubeチャンネルで技術理論を言語化し、惜しげもなく公開しています。これは「自分の技術は真似されても、さらにその先へ進化できる」という自信の表れでしょう。
また、プライベートでの結婚発表やお子様の誕生など、守るべきものが増えた現在の彼は、精神的にも最も充実した時期にあります。「パパ松」としての更なる進化、そして夢の「オリンピック種目化」に向けた旗振り役としての活動にも要注目です!
今後の推測・展望
- 全日本シングルス5連覇への挑戦:前人未到の記録をどこまで伸ばすのか。
- 国際大会での連覇:次期アジア競技大会でも中心選手として「連覇」が期待されます。
- 競技普及への貢献:彼のようなスター選手の存在が、ソフトテニスのメジャー化への鍵を握っています。
フォトギャラリー
コート上の支配者
まとめ
上松俊貴選手は、小中高大すべてのカテゴリーで日本一を達成し、社会人では「アジア3冠」「シングルス4連覇」という伝説を打ち立てた、現代ソフトテニス界の最高傑作です。
NTT西日本という最高の環境、ヨネックスやゴーセンとの強力なタッグ、そして船水颯人選手らライバルの存在。全てを力に変えて進化を続ける彼のプレーをリアルタイムで見られることは、ソフトテニスファンにとって最大の幸福と言えるでしょう。
参考・出典
※本記事は2026年1月時点の公開情報を基に作成しています。最新の戦績や用具情報は公式発表をご確認ください。
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