根岸 澪紋 (ねぎし れもん) 選手— プロフィール&戦績まとめ―日本体育大学を担うルーキー

東北高校ソフトテニス部の表彰写真
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
選手特集 日本体育大学の次世代エース

根岸 澪紋 (ねぎし れもん) 選手— プロフィール&戦績まとめ

ソフトテニス名門・東北高校から強豪・日本体育大学に進学した俊英、根岸澪紋選手。大学では団体戦の勝敗を左右する「シングルス」の担い手として、1年時から王座決定戦決勝 [1, 2] の大舞台を経験。2025年には「全日本U-21」にも選出 [3] されました。写真と出典付きで、出身・経歴・主な戦績・プレースタイルなどを網羅的に整理しました。

主要出典:日本体育大学ソフトテニス部公式、YouTube試合動画、ソフトテニス関連ブログ 等。

プロフィール

基本情報

根岸澪紋選手のプロフィール画像
  • 氏名:根岸 澪紋(ねぎし れもん) [3]
  • 所属::日本体育大学 体育学部 [3]
  • 学年:2年 (※2025年11月現在) [3]
  • ポジション:後衛 [3]
  • 利き手:
  • 出身地:埼玉県 [3]
  • 出身高校::東北高等学校 (宮城県) [3, 5]
  • 出身中学::秩父市立秩父第一中学校 (埼玉県) [6]
  • 主な代表歴::令和7年 (2025) 全日本U-21チーム [3]
  • 目標:「日本一になること」「ナショナルチームに入って国際大会で活躍すること」 [5]

出典:日本体育大学ソフトテニス部 部員紹介ページ [3]、中学時代戦績 [6]、本人インタビュー [5]。

※身長・体重などの詳細なプロフィールは、2025年11月現在、公表された情報源からは確認できませんでした。

経歴

埼玉から宮城、そして「日本一」を目指す道

  1. 中学時代:埼玉県の秩父市立秩父第一中学校出身 [6]。当時から埼玉県内で上位に進出する選手として知られていました。
  2. 高校時代 (東北高校):「日本一」を目指すため [5]、地元埼玉を離れ、ソフトテニスの超名門・宮城県の東北高等学校に進学 [3]。
    • 高2 (2022): 中尾彦斗選手とのペアで、第56回全日本私立高校選抜の団体戦準決勝に進出 [7]。
    • 高3 (2023): 中尾彦斗選手とのペアで、令和5年度全国高等学校総合体育大会ソフトテニス競技決勝に進出 [7]。(準優勝)
  3. 大学 1年 (2024):日本体育大学に進学。
    • 入学直後の関東学生春季リーグから、団体戦のキーマンとなる「シングルス」に抜擢 [11]。
    • 大学日本一を決める「全日本大学王座決定戦」では、準決勝の中京大学戦でシングルスとして出場し、④-3の激戦を制してチームの勝利に貢献 [2]。法政大学との決勝戦でもシングルスを任されました [1]。
    • 全日本インカレでは、1年生ながら「個人戦(ダブルス&シングルス)合わせて優秀な成績を収め」た選手として特筆されています [12]。
  4. 大学 2年 (2025):
    • 輝かしい戦績が評価され、「令和7年 (2025) 全日本U-21チーム」のメンバーに選出 [3]。
    • 東日本インカレの個人戦でベスト8に進出 [4]。

主な戦績(抜粋)

高校時代からシニア大会まで

大会成績ペア / 備考
2022全日本私立高校選抜 (団体)準決勝進出東北高校 (根岸・中尾ペア) [7]
2023全日本私立高校選抜 (団体)準優勝東北高校 (根岸・中尾ペア) [8]
2023インターハイ (個人)ベスト32 (4回戦)根岸・中尾ペア [10]
2024全日本大学王座決定戦 (団体)準優勝 (チーム)日本体育大学 (シングルスで出場) [1, 2]
2024全日本インカレ優秀な成績 (個人/団体)大学1年時 [12]
2025東日本インカレ (個人)ベスト8[4]
2025全日本U-21チーム選出[3]

上は主要タイトルの抜粋です。日本体育大学という日本トップクラスの環境でなお結果を残し続ける彼のポテンシャルには驚かされます。

プレースタイル分析

「後衛」の枠を超える「デュアルスレット」

根岸選手の最大の強みは、公式ポジションである「後衛」 [3] としての卓越したストローク技術に加え、大学で開花した「シングルスプレーヤー」としての圧倒的な対応力です。

団体戦の切り札「シングルス」

大学ソフトテニスの団体戦(5対戦形式)において、勝敗の行方を左右するのが第3対戦の「シングルス」です。日本体育大学という日本トップクラスのチームにおいて、根岸選手は1年時からこの重要なシングルスを任されています。

2024年関東学生春季リーグの中央大学戦 [11]、早稲田大学戦 [1]、そして全日本大学王座決定戦の準決勝 [2]・決勝 [1] と、大舞台のプレッシャーがかかる場面で起用され、準決勝では④-3の激戦を制す [2] など、その強靭なメンタリティとオールラウンドな技術を証明しています。

後衛としての堅実な基盤

もちろん、彼のプレーの土台は、東北高校時代に「ネギナカ」ペアとして全国の頂点を争った「後衛」としての技術です [7, 8]。深く、強力で、ミスの少ない安定したストロークは、ダブルスはもちろん、シングルスにおいても強力な武器となります。

主要ペア・ライバル

伝説のペアと、新たな挑戦

中尾 彦斗(なかお ひこと):高校時代の「ネギナカ」ペア

東北高校時代の不動のパートナー。ファンからは「ネギナカ」ペアとも称され、2022年私立選抜準決勝進出 [7]、2023年私立選抜準優勝 [8] と、高校トップペアとして活躍しました。中尾選手はライバル校である中央大学に進学しており、2024年春季リーグでは団体戦の対戦相手として再会しています [11]。

花田 悠馬(はなだ ゆうま):大学でのペア

大学では、2024年関東オープンで同じ日本体育大学の花田悠馬選手とペアを組んで出場しています [13]。日体大の圧倒的な選手層の中、様々なパートナーと経験を積んでいます。

シングルスプレーヤーとして

前述の通り、大学での根岸選手を語る上で欠かせないのが「シングルスプレーヤー」としての側面です [11, 1, 2]。高校時代のパートナーと別れ、個の力を最大限に高める戦略が、彼を「U-21日本代表」という高みへ押し上げた要因の一つと言えます。

Hitting編集部 注目ポイント

有言実行「日本一、ナショナルチームへ」

根岸選手の最大の注目ポイントは、その「有言実行」の力です。彼は大学進学時のインタビューで、自身の目標を「大学生の目標は日本一になることと、ナショナルチームに入って国際大会で活躍することです」と明確に語っています [5]。

その言葉通り、大学2年にして「全日本U-21チーム」に選出 [3] され、ナショナルチーム入りの第一歩を達成。さらに、大学時代の全国王座決定戦での優勝などの結果は、「日本一」という目標がいかに現実的なものであるかを物語っています。

彼が高校時代に「日本一」を目指して親元を離れ、強豪・東北高校への進学 [3] を決断したエピソードからも、その目標に対する意識の高さがうかがえます。

個人的に感動するところは東北高校で切磋琢磨し日本一を狙っていなメンバーがそれぞれ別々の大学に行きライバルとして競い合っている姿に感動しています。根岸選手・中尾選手・初鹿選手・浅見選手を筆頭にその他大勢の東北高校の選手が各地で活躍している姿をひそかに応援しています!!

今後の展望

学生の枠を超え、日本のトップへ

根岸澪紋選手は、もはや「学生トップクラス」の選手ではなく、「日本のトップ」を狙う選手です。全日本U-21 [3] のエースとして、そして大学生時代に着実と積んでいる実績を引っ提げ、今後はナショナルチーム(日本代表)入りが最大のターゲットとなります。

日本体育大学のエースとして、まずは大学での「日本一」[5] を達成すること。そして、国際大会で「根岸澪紋」の名を轟かせること。彼のキャリアは、今まさに次のステージへと駆け上がっています。

まとめ

根岸澪紋選手は、埼玉の秩父第一中学 [6] から、宮城の東北高校 [3] で全国トップレベルの後衛となり、日本体育大学 [3] で「シングルス」という最強の武器を手に入れた次世代のエースです。高校時代からの目標 [5] を着実に実行し、全日本U-21 [3]、全国王座決定戦優勝・インカレ団体優勝 と、2年生ながらすでに学生のトップレベルに匹敵する実績を残し始めています。彼が「日本一」の称号を手にし、日本代表として国際舞台で活躍する日は、そう遠くありません。

トップへ戻る

参考・出典

  1. 日本体育大学ソフトテニス部 メンバー紹介 (根岸 澪紋) [3]
  2. 日本体育大学ソフトテニス部 根岸澪紋選手 インタビュー (YouTube) [5]
  3. 平成30年度 埼玉県学校総合体育大会(ソフトテニス)個人戦男子 結果 [6]
  4. 第56回 全日本私立高等学校選抜 男子団体/準決勝 (第2対戦) 根岸・中尾 (東北) vs 酒井・藤本 (岡崎城西) (YouTube) [7]
  5. 第57回 全日本私立高等学校選抜 男子団体/決勝 (第1対戦) 根岸・中尾 (東北) vs 青木・伊藤 (三重) (YouTube) [8]
  6. 2023インターハイ全国高校総体 男子個人戦 結果まとめ (ソフトテニヌの王女様の小部屋) [10]
  7. 2024関東学生春季リーグ戦 日本体育大学 vs 中央大学 [第3対戦] 根岸 澪紋 vs 幡谷 康平 (YouTube) [11]
  8. 第44回全日本大学王座決定戦 男子準決勝 [第3対戦] 根岸 澪紋 (日体大) vs 淺倉 陸 (中京大) (YouTube) [2]
  9. 2024全日本大学ソフトテニス王座決定戦 男子優勝決定戦 根岸 澪紋 (日本体育大) vs 橋場 柊一郎 (法政大) (SOFT TENNIS Navi) [1]
  10. 2024全日本インカレ大学対抗戦フォトレポート (ソフトテニヌの王女様の小部屋) [12]
  11. 2025年 東日本インカレ・全日本選手権 男子結果 (ソフトテニヌの王女様の小部屋) [4]
  12. 2024関東オープン 一般男子6回戦 野口・関根 (日体大) vs 根岸・花田 (日体大) (YouTube) [13]
  13. ソフトテニスマガジン・ポータル (根岸澪紋 タグ) [14]

(注)本文は上記一次情報・報道を基に作成しました。戦績や所属は更新されることがありますので、公式発表や大会主催者の情報を随時ご確認ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です