青松 淑佳(あおまつ すみか)選手―プロフィール・戦績まとめ―明治大学を率いた絶対的主将

明治大学女子チームの写真
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
選手名鑑 明治大学を率いた絶対的主将

青松 淑佳(あおまつ すみか)|2024インカレ戦績とリーダーシップの全貌

2024年、大学ソフトテニス界の名門・明治大学体育会ソフトテニス部を主将として牽引した青松淑佳選手。台風の影響で異例のコンディションとなった沖縄インカレで見せた「ベスト8」という戦績、そして強豪チームをまとめる独自のリーダーシップ哲学とは。使用用具や気になる卒業後の進路まで、現存する情報を網羅的に分析し、その選手像を浮き彫りにします。

主要出典:明大スポーツ新聞部、SOFT TENNIS Navi、日本ソフトテニス連盟 他

プロフィール・基本情報

Meiji University Captain

明治大学主将・青松淑佳選手
氏名青松 淑佳(あおまつ すみか)
所属明治大学 政治経済学部 政治学科(4年・主将)
出身校SHTジュニア→昇陽中学校 → 昇陽高校(大阪)
ポジション前衛
※インカレではシングルスで活躍
好きな言葉謙虚と感謝
主な実績2024インカレ シングルス ベスト8
2024インカレ ダブルス ベスト16
令和6年度 東日本一般選手権 準優勝
2025インカレ ダブルス ベスト4
2025インカレ シングルス ベスト8

出典:明治大学体育会ソフトテニス部 公式サイト [2]

主将としての哲学とチーム運営

「個の強化」こそが最強のチームを作る

2024年シーズン、常勝軍団・明治大学の主将に就任した青松選手。彼女が掲げたリーダーシップ論は、従来の「チームのために自分を犠牲にする」という固定観念とは一線を画すものでした。

「主将だからこそ、誰よりも強く」

インカレ後の『明大スポーツ新聞部』のインタビューにおいて、彼女はこう語っています。

「元々は自分の課題でもあったのですが、主将になったからこそ余計それが強化すべきポイントだなと明確になった感じです」

チームを率いる責任感が、逆説的に「個人の強化」への意識を高めたのです。主将である自分が隙を見せないプレーヤーであることが、チーム全体の規律とレベルを引き上げる。その姿勢は、1年生ルーキー中谷さくら選手(インカレ準優勝)ら下級生の爆発的な成長を促す土壌となりました。

2024年インカレ戦績詳報

台風の沖縄で見せた意地

2024年9月、沖縄で開催された全日本学生選手権(インカレ)は、台風の影響で日程変更を余儀なくされる過酷な大会となりました。その中で青松選手が残した記録は、実業団トップレベルに匹敵するものです。

女子シングルス:ベスト8

各大学のエースが集うシングルス・トーナメントにおいて、準々決勝まで進出。準々決勝では日本体育大学の強豪・細田美帆選手と激突しました。

  • 結果:ベスト8(準々決勝敗退)
  • 対戦相手:細田 美帆(日本体育大学・最終3位)

女子ダブルス:ベスト16

西山なつみ選手とのペアで出場。特筆すべきは、ベスト16入りをかけた4回戦での勝利です。

ステージ対戦相手スコア
4回戦尾崎・髙橋ペア(日本体育大学)⑤-2 勝利
5回戦(寺澤佑珠妃/相原愛(國學院大)敗退(ベスト16)

宿敵・日体大の強力ペアを相手に勝利した事実は、明治大学主将ペアとしての勝負強さを証明しています。

出典:ソフトテニヌの王女様の小部屋 [3], SOFT TENNIS Navi [4]

2025年インカレ戦績詳報

ラストイヤーで見せた躍進

2025年8月~9月にかけて、千葉で開催された全日本学生選手権(インカレ)では前回の結果を大きく上回るダブルスベスト4という結果を残しました。

女子ダブルス:ベスト4

各大学のエースが集うトーナメントの中、厳しい戦いを勝ち抜きキャプテンとしての意地を見せました

  • 結果:ベスト4(準決勝敗退)
  • 対戦相手:天間美嘉/左近知美(日本体育大学・最終結果2位)

出典:ソフトテニヌの王女様の小部屋 [3], SOFT TENNIS Navi [4]

プレースタイルと技術分析

シングルスでのベスト8、ダブルスでの実績が示す通り、青松選手の最大の武器は「適応力」「スタミナ」です。

  • コートカバーリング:沖縄の酷暑下でもパフォーマンスを落とさない驚異的なフットワーク。
  • 展開力:明治大学の伝統である「粘り強いストローク」を軸にしながら、シングルスでは相手を左右に振って崩し、ダブルスでは前衛・後衛の役割を柔軟にこなす戦術眼を持ちます。
  • メンタルタフネス:日体大戦で見せたような、格上やライバル校との競り合いで引かない精神力は、主将としての経験が培ったものでしょう。

Hitting編集部 注目ポイント

「ベスト8・ベスト4」の裏にある本当の価値

多くの選手にとって、全国大会ベスト8・ベスト4は「快挙」です。しかし、試合後の青松選手のコメントは「結果としては素直に悔しい」というものでした [1]。

ここに、トップアスリートとしての青松淑佳の真価があります。明治大学という常勝軍団の主将として、「優勝」以外は通過点に過ぎないという極めて高い基準。この飽くなき向上心こそが、後輩である中谷選手(インカレ準優勝)らの視座を引き上げ、チーム全体を強くした原動力だったのではないでしょうか。

記録には残らない、この「基準の高さ」こそが、彼女が明治大学に残した最大のレガシーです。

使用用具

公式にモデル名は公表されていませんが、試合画像や動画から使用ラケットを確認できます。

  • ラケット:ボルトレイジ7V

※最新情報が取得出来次第更新いたします

今後の進路・キャリア

実業団(日本リーグ)での活躍に期待

4年生である青松選手の卒業後の進路は、ソフトテニスファンにとって最大の関心事の一つです。現時点で公式発表はありませんが、以下の理由から実業団チーム入りが有力視されます。

  1. 実績:インカレシングルスベスト8・ダブルスベスト4は、実業団スカウトが最も注目する指標の一つ。
  2. 即戦力:団体戦において、シングルスもダブルスも計算できる選手は企業チームにとって喉から手が出るほど欲しい人材です。
  3. リーダーシップ:名門校の主将を務め上げた人間力は、社会人としても高く評価されます。

ワタキューセイモア、ヨネックス、ナガセケンコー、ダンロップなど、日本リーグを戦うトップチームのロースターに「青松淑佳」の名が刻まれる日は遠くないでしょう。

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