小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長(現役大学生)
選手特集 世代王者が歩む軌跡

丹羽悠弦(にわ ゆいと)選手徹底解説:プロフィールから最新戦績・技術分析まで網羅

愛知県、そして日本の学生ソフトテニス界において、圧倒的な実力と実績で世代を牽引しているのが、刈谷市立朝日中学校(刈谷朝日クラブ)に所属する丹羽悠弦選手です。小学生時代から数々の全国タイトルを獲得し、現在は「世代最高峰のストローカー」として不動の地位を築いています。今回は中高生のみなさんの参考になるよう、彼の強さの秘密やプレースタイルを分かりやすく徹底解説します!

プロフィール(出身・所属クラブの変遷)

安城ジュニアから刈谷市立朝日中学校への軌跡

丹羽悠弦選手

丹羽選手は、愛知県安城市を拠点とする強豪「安城ジュニアクラブ」でソフトテニスの基礎と勝負強さを培いました。小学生の段階で全国制覇を果たすなど非凡な才能を示したのち、現在は地元・刈谷市の優れた環境である刈谷市立朝日中学校、および地域密着型の強豪「刈谷朝日クラブ」に所属しています。

氏名丹羽 悠弦(にわ ゆいと)
所属刈谷市立朝日中学校 / 刈谷朝日クラブ
出身ジュニアチーム安城ジュニアクラブ(愛知県)
主な役割愛知県選抜男子チーム キャプテン
代表登録男子U-14(2024年度) / 男子U-15(2025年度)
プレースタイル後衛(ストローカー)
利き手右利き

全国大会・主要大会における戦績一覧

小学生から現在に至る網羅的戦績

出場したほぼすべての全国大会において上位進出、あるいは頂点に君臨しています。ダブルス・シングルスを問わず極めて高い勝率を維持しているのが彼のすごさです。

開催年月大会名称 (種目)成績パートナー
2022年7月第39回 全日本小学生選手権大会
(男子個人戦ダブルス)
優勝田中暖人 選手
2022年7月第39回 全日本小学生選手権大会
(男子団体戦/愛知県選抜)
優勝
2024年3月第23回 全国小学生大会
(男子6年生シングルス)
優勝
2024年10月JOCジュニアオリンピックカップ
(男子U-14シングルス)
優勝
2025年8月第56回 全国中学校大会
(男子個人戦ダブルス)
準優勝山田隆真 選手
2025年8月中学生王座決定戦
(男子団体戦/刈谷朝日クラブ)
優勝
2026年3月第37回 都道府県対抗全日本中学生大会
(男子団体戦/愛知県選抜)
優勝
2026年3月第37回 都道府県対抗全日本中学生大会
(男子ダブルス)
優勝當房琉生 選手

世代最高峰の実力を示した激闘史

小学生年代での完全制覇から中学での大活躍へ

小学生年代でのダブルス・シングルス完全制覇

丹羽選手の名前が一躍全国区となったのは、2022年7月の「第39回全日本小学生選手権大会」。安城ジュニアの同僚・田中暖人選手とペアを組み、見事に日本一の栄冠に輝きました。さらに2024年3月の「第23回全国小学生大会」では、新設された男子6年生シングルスに出場し初代王者に。ダブルス・シングルスの両方で日本一の称号を手にしたのです。

中学2年時における全中決勝の激闘

2025年8月の「第56回全国中学校大会(全中)」では、先輩の山田隆真選手とペアを組み決勝へ進出。埼玉・上青木中の村田・桐山ペアを相手に、序盤ゲームカウント2-0とリードを奪うも、相手の執念の反撃に遭い惜しくも準優勝。しかし、この大舞台でのハイクオリティなラリーは多くの人に深い印象を残しました。

都道府県対抗全中における圧巻の「2冠」

2026年3月の「第37回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会」は丹羽選手の独壇場でした。愛知県選抜の主将としてチームを牽引し団体戦2連覇を達成。さらに個人戦でも大府北中の當房琉生選手と即席ペアを組み、見事に優勝。圧巻の「2冠」という壮挙を成し遂げました。

技術分析:強みと課題から紐解くプレースタイル

前衛を活かすゲームメイクと驚異のリカバリー力

丹羽選手は、高い打点から放たれる鋭いシュートボールと、戦術的なロビングを使い分ける「極めて頭脳的なテニス」を展開します。

  • 攻撃的ストロークと精密なゲームメイク:
    ただ速い球を打つだけでなく、ペアの前衛がボレーしやすいように相手のバックハンド側やボディ寄りに厳しい配球を続ける技術に長けています。ストローカーの基本に忠実でありながら、非常に高い攻撃力を誇ります。
  • 守備力の高さと課題の克服:
    日本ソフトテニス連盟(JSTA)のレポートでも「ディフェンスの局面における適応力の高さ」が称賛されています。かつては、ストローク後の姿勢回復(リカバリーバランス)やスマッシュの決定力に課題が指摘されていましたが、中学2年生から3年生にかけて展開練習を徹底し、ストローク後の第一歩の素早さを劇的に向上させました。
💡 上達のヒント
「課題を見つけ、練習で徹底的に改善する」という姿勢は、中高生のみなさんにとって一番見習うべきポイントですね!

黄金期を支えるパートナーと指導陣

周囲を固める優秀なライバルと強力なサポート体制

丹羽選手の輝かしい実績は、プレースタイルの異なる複数のトップ選手と完璧な調和を見せる「ペアリング力」によっても支えられています。

  • 田中 暖人 選手:安城ジュニア時代から苦楽を共にしてきた同世代最大のパートナー。朝日中学校でも共に愛知のソフトテニス界を牽引しています。
  • 山田 隆真 選手:朝日中学校の1学年上の先輩。鋭いストロークで崩し、山田選手が決めるという役割分担が完全に固定された素晴らしいペアでした。
  • 當房 琉生 選手:都道府県対抗全中でのダブルスパートナー。即席ペアでありながら圧倒的な噛み合わせを見せ、日本一を獲得しました。

また、愛知県選抜チームは恩田監督をはじめ、大津理事長、前田理事長といった強力な指導陣・育成体制が整っており、苦しい場面でも冷静に状況を打開できる環境が作られています。

Hitting編集部 注目ポイント

現役大学生が分析する「丹羽選手の本当のすごさ」

Hitting編集部として最も注目したいのは、丹羽選手の「現状に満足せず、上のカテゴリーに挑戦し続ける姿勢」です。

同世代ではすでに無敵の存在とも言える実績を残していますが、彼はU-15だけでなく、高校生や大学生も含まれるU-17や、一般・高校生が出場する「愛知県シングルスソフトテニス選手権大会」などにも積極的に出場しています。実際に岡崎城西高校のトップ選手ともラケットを交えており、中学生の枠にとらわれないロードマップを描いています。

また、愛知県選抜の主将として大村知事を表敬訪問した際に見せた「責任感」。技術だけでなく、チームをまとめる人間性や思考力の高さこそが、将来ナショナルチームで世界と戦うための最大の武器になると確信しています。

2026年最新情報と今後の展望

中学最終学年、全中ダブル金メダルへの挑戦

中学3年生(2026年シーズン)となった丹羽選手の直近の目標は、2025年大会で僅差で準優勝にとどまった「全国中学校大会(全中)」での個人戦・団体戦ダブル金メダルです。

刈谷朝日クラブの榊原宏監督のもと、さらに攻撃力を増した同校は、他県のマークが厳しくなる中でも優勝候補の筆頭です。彼が中学卒業後、高校・大学とどのような伝説を刻んでいくのか。ソフトテニス界の未来を背負う丹羽悠弦選手の動向に、これからも熱い視線が注がれます。

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参考・出典

本記事は、以下の公式発表や報道メディアの情報を基に作成しています。詳細な戦績や試合動画が気になる方はぜひチェックしてみてください!

※記載されている年齢や戦績などは2026年執筆時点のものです。最新の大会情報などは連盟公式サイト等をご参照ください。

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