亀安 隼亘(かめやす とわ)選手―プロフィール・戦績まとめ―逆境でつかみ取った日本一

男性二人がテニスコートで喜びを分かち合っている
小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
2025インターハイ王者 尽誠学園の至宝

亀安 隼亘(かめやす とわ)— 2025年インターハイ個人優勝への軌跡と使用ラケット・全貌徹底解剖

ソフトテニス界の絶対王者・尽誠学園で2025年男子個人戦の頂点に立った亀安隼亘選手。福岡県から「日本一」を目指して海を渡り、強豪校での熾烈な競争を勝ち抜いて掴んだ栄光。本稿では、彼のバックグラウンドから、劇的な優勝の舞台裏、そして最強後衛を支える技術と用具まで、その全貌を徹底的に深掘りします。

主要出典:ソフトテニスマガジン、マイ広報紙 他

選手プロフィール・経歴

福岡県から香川県へ。中学時代から抱き続けた「全国制覇」への強い意志が、亀安選手を現在の地位へと押し上げました。

2025インターハイ個人優勝 亀安隼亘・関口光希ペア
  • 氏名 亀安 隼亘(かめやす とわ)
  • 出身地 福岡県豊前市
  • 出身中学 吉富町立吉富中学校(福岡県)
    ※中学時代から全国区の選手として活躍し、盟友・池部綾選手と共に尽誠学園へ進学。
  • 所属高校 尽誠学園高等学校(香川県)
  • ポジション 後衛
  • 主な戦績 ・2025年 インターハイ(中国総体)男子個人 優勝
    ・2025年 全国高校選抜 団体優勝(4連覇貢献)

日本一への渇望と「越境進学」

亀安選手のキャリアを語る上で欠かせないのが、吉富中学校時代からの盟友・池部綾選手との絆です。二人は「日本一の環境でテニスがしたい」という強い決意のもと、地元・福岡を離れ、常勝軍団・尽誠学園の門を叩きました [1]

尽誠学園という、全国から猛者が集まる過酷な競争環境。そこで揉まれ、心技体を極限まで高めた結果が、2025年3月の高校選抜での劇的な逆転劇、そして夏のインターハイ制覇へと繋がっていったのです。

2025年インターハイ個人優勝の真実

2025年7月、山口県宇部市で開催されたインターハイ。亀安隼亘選手は、関口光希選手とのペアで男子個人戦の頂点に立ちました。

圧倒的な勝ち上がりと死闘

その勝ち上がりは圧巻でした。準々決勝までの6試合で失ったゲームはわずか「2」。完璧なストロークと関口選手のネットプレーが噛み合い、他を寄せ付けない強さを見せつけました。

決勝:尽誠学園「同士討ち」を制す

準決勝で高田商業の植田・荻谷ペアをファイナル7-5の激戦で破り、迎えた決勝戦。相手は同じ尽誠学園の山本一輝・笹川慈瑛ペアでした [2]

互いの手内を知り尽くした「同士討ち」。試合は再びファイナルゲームへともつれ込みましたが、最後は亀安・関口ペアが勝利。「一番苦手な前衛」と評していた笹川選手を乗り越え、名実ともに高校No.1の座を掴み取りました [4]

技術分析:最強後衛の「包み込む」打球

亀安選手の強さは、単なるパワーではありません。特筆すべきはその「ストロークの精度」と「守備範囲」です。

  • 包み込む打感:ボールをラケットで一度「掴む」ような感覚を持ち、そこから鋭いシュートボールやコントロールされたロブを放ちます。
  • 鉄壁のディフェンス:尽誠学園特有の「攻める守備」。広いコートカバーリングで相手の決定打を拾い、一瞬で攻撃へ転じます。
  • メンタルタフネス:マッチポイントを握られても崩れない「意地」。これが接戦をモノにする最大の要因です。

使用用具(ラケット・シューズ)

多くのファンが注目する、王者の使用ギア。亀安選手はヨネックスの契約選手として、自身のプレースタイル「弾きとスピード」を最大化するモデルを選択しています。

使用ラケット:GEOBREAK 8S(& VOLTRAGE 7S)

インターハイ等の主要大会では、スピードと弾きを重視したVOLTRAGE 7S(ボルトレイジ 7S)の使用が確認されていますが、近年の活動や調査画像ではGEOBREAK 8S(ジオブレイク 8S)の使用も確認されています。

VOLTRAGEは「BLITZFRAME」による弾きが特徴で、高速ラリーを制する亀安選手のスタイルを支えてきました。一方で、GEOBREAKシリーズの「ジャイロバーストシステム」による回転性能と食いつきも、彼の「包み込む」打球感とマッチしています。

ジオブレイク8S

※画像はGEOBREAK 8S。状況やコンディションに合わせてモデルを使い分けている可能性があります。

Hitting編集部 注目ポイント

「覚悟」が手繰り寄せた栄冠

亀安選手の成功から学ぶべき最大のポイントは、「退路を断って環境を変える決断力」です。

ソフトテニスにおいて、中学のペアでそのまま高校へ進学するケースはありますが、県外の超名門校へ揃って挑戦するというのは並大抵の覚悟ではありません。地元福岡での安泰なエースの座よりも、レギュラー争いすら熾烈な香川の尽誠学園を選んだこと。その「覚悟」こそが、2025年のインターハイ優勝という最高の結果を手繰り寄せた最大の要因と言えるでしょう。

まとめ

亀安隼亘選手は、福岡の吉富中学校から香川の尽誠学園へ羽ばたき、2025年のインターハイ個人優勝という栄冠を手にしました。

その強さは技術力と、尽誠学園で培われた「絶対に引かない」精神力にあります。卒業後の大学進学や実業団での活躍、そしてナショナルチーム入りも期待される亀安選手の今後の動向から目が離せません。

記事トップへ戻る

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です