小田嶋俊佑
著者:小田嶋俊佑 (おだじましゅんすけ) Hitting編集部長
用語 前衛(ぜんえい)
ソフトテニスにおける「前衛」とは、主にネット付近でプレーし、ボレーやスマッシュなどのネットプレーを主体とするポジションのこと。「華のポジション」と呼ばれ、決定的なショットで得点源となる役割を担いますが、その本質はポイントを取ること以上に、相手後衛へプレッシャーを与え、試合の主導権を握ることにあります。
ソフトテニス前衛の立ち位置とイメージ

前衛の最大の役割:相手にとって「邪魔」な存在になれ

ソフトテニス前衛とは?という問いに対し、多くの選手は「ボレーで決める人」と答えます。しかし、真の役割はもっと深いところにあります。

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1. 存在のアピール

そこにいるだけで「ボレーされるかも」と思わせること。相手にコースを限定させ、自由な展開を許さないことが、最大のミス誘発に繋がります。

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2. モーションの活用

フェイントや動きを見せることで、相手後衛の打点を狂わせ、急なコース変更を強いてミスを誘います。これこそが「邪魔な前衛」の真骨頂です。

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3. 後衛のサポート

味方後衛が楽にラリーできるよう、相手を威圧して強打を封じます。優秀な前衛とは「相手の邪魔をして、味方の邪魔をしない」選手のことです。

前衛の戦術は「究極のじゃんけん」

前衛の動きは、相手後衛との駆け引き、つまり「じゃんけん」に似ています。この心理戦に勝つことが勝利への近道です。

3つの選択肢を見極める

相手後衛が打つ「正クロス・ストレート・ロブ」に対し、前衛は「ポーチ・ディフェンス・スマッシュ」で対抗します。相手の心理や風向きから次の1手を読み切ります。

原則ポジションの死守

基本は「相手後衛とセンターマーカーを結んだライン上」に立つこと。ここを起点に、ディフェンスか攻撃かを瞬時に判断します。

天才型×努力の融合

反射神経や身長といった身体的有利(天才型)に加え、相手のタイプを分析する場数(努力)が組み合わさることで、最強の前衛へと進化します。

💡 ワンポイント・アドバイス

前衛はボールに触る回数が少ない分、1本のミスを恐れがちです。しかし、「ミスを恐れて止まる」ことこそが最大の罪。上級者になるほど、前衛の技術と決定力が勝敗を分けます。ストロークやレシーブなど後衛の技術も磨きつつ、「コート上の演出家」として相手を翻弄する楽しさを味わってください!

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