2026年6月8日時点 最新速報

2026年度 全国高校総体(インターハイ)ソフトテニス
都道府県予選 完了状況&代表校詳細分析レポート

2026年度の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ソフトテニス競技は、京都府福知山市(三段池科研電機テニスコート)を舞台に、女子が7月31日〜8月3日、男子が8月4日〜7日の日程で開催されます。6月8日現在、全国各地で代表権をかけた熾烈な予選フェーズの大部分が消化されました。

現在地において全国の進捗を分析すると、すでに32都道府県で男女の代表校・代表ペアが完全に決定している「完全完了グループ」、本日まさに最終決戦を迎えている「本日完了・完了間近グループ(秋田など)」、そして個人戦を先行させ団体戦を中旬に計画する「一部完了(日程分割型)グループ(千葉・茨城・栃木・山梨など)」の3つに大別されます。春の選抜王者である男子・高田商業(奈良県)や女子・東北(宮城県)を筆頭に、全国の本戦切符を掴み取った強豪校の最新勢力図を網羅的にお届けします。

1. 2026年 インターハイ団体戦 都道府県予選結果・進出校一覧

各都道府県の高体連公式記録により決定した代表校の一覧です。日程分割型の地域は最新の速報値を反映しています。(※横スクロールで表の全体を確認できます)

都道府県 男子団体代表校 (優勝校) 女子団体代表校 (優勝校) ステータス
北海道とわの森三愛札幌大谷男女確定
青森県八戸工大一代表決定・詳細確認中男女確定
岩手県黒沢尻工業高田男女確定
宮城県東北東北男女確定(アベック)
秋田県本日最終決定・速報中本日最終決定・速報中完了間近
山形県羽黒代表決定・詳細確認中男女確定
福島県田村学法石川男女確定
茨城県霞ヶ浦未決定(6/9,10開催)男子先行確定
栃木県未決定(6/13開催)未決定(6/13開催)個人先行・団体後日
群馬県高崎健大高崎男女確定
埼玉県昌平未決定(6/9決着)男子団体確定・速報
千葉県未決定(6/13,14開催)未決定(6/13,14開催)個人先行・団体後日
東京都駒澤大代表決定・詳細確認中男女確定
神奈川県東海大相模相洋男女確定
新潟県北越北越男女確定(アベック)
富山県高岡商業代表決定・詳細確認中男女確定
石川県石川高専能登男女確定
福井県金津代表決定・詳細確認中男女確定
山梨県未決定(6/13開催)未決定(6/13開催)個人先行・団体後日
長野県都市大塩尻松商学園男女確定
岐阜県中京県立岐阜商業男女確定
静岡県知徳下田男女確定
愛知県岡崎城西豊橋中央男女確定
三重県三重三重男女確定(アベック)
滋賀県綾羽代表決定・詳細確認中男女確定
京都府福知山成美 / 京都文教(開催地)代表決定・詳細確認中男女確定
大阪府上宮昇陽男女確定
兵庫県市立尼崎代表決定・詳細確認中男女確定
奈良県高田商業高田商業男女確定(アベック)
和歌山県和歌山北和歌山信愛男女確定
鳥取県米子松蔭米子松蔭男女確定(アベック)
島根県出雲北陵出雲北陵男女確定(アベック)
広島県尾道広島翔洋男女確定
山口県南陽工業徳山商工男女確定
徳島県未決定・後日開催脇町女子先行確定
香川県尽誠学園尽誠学園男女確定(アベック)
愛媛県済美済美男女確定(アベック)
高知県明徳義塾明徳義塾男女確定(アベック)
福岡県筑紫台中村学園男女確定
佐賀県嬉野佐賀清和男女確定
熊本県文徳熊本工業男女確定
大分県大分商業明豊男女確定
宮崎県都城商業宮崎商業男女確定
鹿児島県鹿児島商業鹿児島実業男女確定
沖縄県名護糸満男女確定

2. 2026年 インターハイ個人戦 予選最上位(優勝)ペア一覧

公式トーナメント表により確定した、各都道府県予選の最上位通過(優勝)ペアのデータです。表記の不一致を防ぐため、高体連公式登録の漢字表記を厳密に採用しています。

都道府県 男子個人優勝ペア (学校名) 女子個人優勝ペア (学校名)
北海道五十嵐 奨真・酒井 隆杜(とわの森三愛)長嶺 花音・辻道 侑良(札幌大谷)
岩手県菊池 海音・田代 悠稀(岩手)菅原 愛未・髙橋 一花(黒沢尻北)
宮城県船山 蓮央・北野 咲斗(東北)代表決定・詳細確認中
山形県二戸 来夢・佐竹 颯音(山形中央)對馬 優・三浦 綾花(羽黒)
福島県相山 尚慧・櫻本 珠穏(田村)大武 夢菜・大武 姫菜(学法石川)
栃木県君島・藤田(宇都宮短大附)螺良・阿久津(白鷗大足利)
群馬県間庭 旭飛・坂庭 駿介(前橋商業)藤澤 陽奈子・小池 ありさ(健大高崎)
埼玉県荻野・塚本(松山)未決定
千葉県舘田・下向(木更津総合) ※SS内定未決定
東京都小沼 優希・赤金 泰河(早稲田実業)后藤 千尋・泉屋 咲穂(文大杉並)
神奈川県大沢 風木・松野 光希(横浜創英)飯島 陽菜乃・後藤 由季奈(相洋)
新潟県早川 寛康・髙橋 奈々輝(北越)戸松 煌理・薄 優心(北越)
山梨県小林・真瀬(笛吹)藤原・櫻井(笛吹)
長野県布川 泰良・飛岡 煌志朗(長野俊英)田中 愛実・宮下 慶(上伊那農業)
富山県前川 悠成・根羽 晃玄(高岡商業)高倉 都羽・横山 柑奈(高岡商業)
石川県叶屋 玲音・丸山 陽(能登)森川 愛瑠・横田 優和(能登)
福井県山本 翔太・石隅 空峨(金津)河端 優芽成・桶谷 妃名理(福井商業)
静岡県山越 翔理・土屋 篤人(韮山)飯塚 なぎ・村松 凛歩(焼津)
愛知県塚本 光琉・山田 健太郎(岡崎城西)滝谷 咲良・破田野 早映(豊田大谷)
三重県保海 郁弥・山口 義人(近大高専)小野 愛莉・松田 悠那(三重)
岐阜県嶋崎 佑紀・北島 空季(中京)高橋 優芽・佐藤 梨南(県岐阜商業)
京都府桝谷 怜生・大垣 颯摩(福知山成美)大星 心愛・早藤 杏樹(京都光華)
兵庫県實重 遼・村上 陽向(市立尼崎)竹平 碧純・野中 萌花(須磨学園)
奈良県前田 蒼生・荻谷 侑磨(高田商業)中條 世蓮・中田 百香(高田商業)
和歌山県内海 遼太・村上 太陽(和歌山北)東郷 結衣香・斉藤 ひまり(和歌山信愛)
鳥取県中川 龍・大田 万葉(米子松蔭)吉川 海友・仲倉 玲依(米子松蔭)
山口県横山 大翔・西村 悠真(南陽工)國居 花音・常廣 佳恋(徳山商工)
愛媛県髙市・行元(済美)山崎・小川(済美)
高知県柴崎 雄斗・前川 遼(明徳義塾)弘瀬 美咲・瀧本 千宝(明徳義塾)
福岡県岸川 知史・東條 陽斗(東福岡)深澤 里菜・長谷部 百咲(中村学園)
佐賀県松尾 航希・小川 晃典(嬉野)諸岡 未采・原田 渚(佐賀清和)
沖縄県知念 巨力・西銘 唯人(名護)青木 成実・喜納 瑚那(名護)

地方・ブロック別の詳細分析と勢力図の読み解き

1. 東海・東北ブロックにおける名門校の支配力

東海地区:全国屈指の激戦区。愛知県男子は全国選抜3位の超強豪・岡崎城西が団体・個人(塚本・山田)を制し圧倒。女子は豊橋中央が代表権を獲得。三重県は男女ともに三重高校が制して盤石のアベック優勝(男子2連覇・46回目、女子20大会連続・21回目の本戦出場)を達成。岐阜県は男子が中京、女子は県立岐阜商業が順当に代表権を獲得しています。

東北地区:岩手県では伝統ある公立校の底力が爆発し、男子は黒沢尻工業、女子は高田が激戦を突破。福島県では男子の田村が団体・個人の完全優勝を達成、女子は私立の雄・学法石川が王座を獲得。さらに選抜アベック優勝を飾った絶対王者・東北高校(宮城県)が順当に男女アベックで本戦へと駒を進め、船山・北野ペアらを中心に本戦の主軸となることは間違いありません。

2. 関東・北信越・甲信越ブロックにおける変則日程と新星の誕生

大都市圏の変則日程と速報:一都三県や周辺地域では、春季関東大会(水戸開催)との兼ね合いから「個人先行・団体後日」の日程分割が多く見られます。その中で、埼玉県は6月8日に男子団体決勝が行われ、昌平高校が松山高校をマッチカウント②-0で破り見事王座を獲得! 茨城県でも公立の実力校を圧倒した霞ヶ浦高校が男子団体枠を即座に刈り取りました。千葉県では個人戦で木更津総合の舘田・下向ペアが優勝。過日の関東大会実績による「スーパーシード(SS)システム」が適用され、ベスト4段階で内定を得るなど、戦略的なトーナメント配置が話題を呼んでいます。

北信越・群馬:群馬県では男子の高崎、女子は選抜出場の牙城を崩した健大高崎が団体優勝。新潟県では北越が男女アベック優勝を遂げ、さらに個人戦でも男子の早川・髙橋ペア、女子の戸松・薄ペアがそれぞれ頂点に立つという異次元の完全制覇を成し遂げました。福井県では男子の金津、山梨・栃木では笛吹高校宇都宮短大附白鷗大足利の個人ペアが団体戦(6/13予定)へ向けて大きな弾みをつけています。

3. 中国・四国ブロックにおける超長期連覇とアベックの構図

鳥取県:米子松蔭が「13大会連続男女団体アベック優勝」という歴史的偉業を達成。男子団体が13大会連続18回目、女子団体が17大会連続19回目の本戦出場を決め、予選全体を通じて一本も落とさない完全勝利。これは男女で質の高い戦術論を共有し、互いに切磋琢磨する環境が生んだ理想的な相乗効果の具現化と言えます。個人戦でも中川・大田ペア、吉川・仲倉ペアがそれぞれ頂点に立っています。

高知・山口・他:高知県は明徳義塾が男子団体12連覇、女子団体2年ぶりVでアベック進出。山口県では南陽工業が男子団体および個人(横山・西村ペア)を完全制覇。女子は徳山商工(國居・常廣ペア優勝)が代表権を獲得しています。香川の尽誠学園、愛媛の済美もそれぞれ男女アベックで本戦切符を掴んでおり、伝統校の選手層の厚さを見せつけました。

4. 九州ブロックにおける早期消化と激戦の背景

気候・天候を考慮し先行消化傾向にある九州ブロック。福岡県は男子・筑紫台、女子・中村学園が連覇を達成。特に中村学園は2026年春からの「男女共学化」という大きな変革期の中で、女子ソフトテニス部がブランドの牽引役として存在感を示し、深澤・長谷部ペアの2冠が新規リクルートへの大きなプロモーションとなる背景を持っています。佐賀県では男子の嬉野が6連覇。女子は佐賀清和が嬉野の連覇を阻み悲願の王座奪還を果たしました。第一対戦の「双子ペア(髙瀬・髙瀬)」が見せた、血縁特有の強固な暗黙の了解(ダブルスワーク)が極限状態で機能した形です。その他、熊本の文徳、大分の大分商業明豊、宮崎の都城商業宮崎商業、鹿児島の鹿児島商業鹿児島実業、そして沖縄では伝統の復活劇を見せた名護糸満が死闘を制しています。

3. 今後の展望:福知山インハイ本戦へ向けた注目ポイント

各地の過酷な予選を勝ち上がってきた代表校が出揃いつつある中、視線は早くも京都府福知山市で開催されるインターハイ本戦へと向いています。今大会の軸となるのは、やはり春の選抜大会で全国の頂点に立った男子の高田商業(奈良県)、あるいは女子の東北(宮城県)です。これらの全国王者の牙城に対し、今回圧倒的な強さで予選を突破した各地の代表校がどのように挑むのか、本戦の構造的分析に大きな注目が集まります。なお、開催地となる京都府は福知山成美に加え、準優勝の京都文教も「開催地枠」として本戦進出が確約されており、このセーフティネットが本戦に向けた選手のフィジカル・メンタルのピークコントロールにどう有利に働くかも見ものです。

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