アジア大会金!上松俊貴選手・天間麗奈の使用ラケット&ガット・テンション設定まとめ【2026年最新】
「トップ選手って、どんなラケットやガットを使っているんだろう?」「何ポンドくらいで張っているのか気になる!」と思ったことはありませんか?
スピード化が進む現代のソフトテニスにおいて、ラケットやガット選びは「自分のやりたいプレーを叶えるための大切なパートナー」です。今回は、世界を舞台に活躍する絶対王者・上松俊貴選手(NTT西日本)と、新世代の攻撃的後衛として注目を集める天間麗奈選手(日本体育大学)のお二人にフォーカス!最新の使用ギアやテンション設定、そして「なぜその組み合わせを選んでいるのか?」という裏側のこだわりまで、わかりやすく紹介していきます。
1. 【比較一覧表】上松俊貴・天間麗奈の最新使用ギアまとめ
まずは、最近の公式大会などで確認されたお二人の最新セッティングを表で一気にチェックしてみましょう!
| 項目 | 上松俊貴 選手(NTT西日本) | 天間麗奈 選手(日本体育大学) |
|---|---|---|
| ポジション | 前衛(シングルスでも世界王者) | 後衛 |
| 使用ラケット | YONEX VOLTRAGE 8V | YONEX VOLTRAGE 7V |
| ラケットの特徴 | 前衛特化型、シリーズ最速の弾きと面の安定感 | 前衛向けモデル(後衛が使う珍しい選択!) |
| 使用ガット | GOSEN SONICBLOW(ブラック) | YONEX POLYACTION INVOKE(パープル) |
| ガット素材 | HB-U ポリエステル(5分割ねじり構造) | ハイポリマーポリエステル(クリスプレブコーティング) |
| ゲージ(太さ) | 1.25mm | 1.25mm |
| テンション | シングルス:約32 lbs / ダブルス:約35 lbs | 26 lbs(低テンション張り) |
| セッティングの狙い | 種目に合わせた「球持ち」と「圧倒的な弾き」の両立 | 柔らかい打球感と強烈な回転(カットサーブ等)の最大化 |
2. 上松俊貴選手:前衛の枠を超える絶対王者のセッティング
上松 俊貴(うえまつ としき / NTT西日本)
小学生から現在の実業団に至るまで、すべての世代で全国優勝を成し遂げてきたまさに「天才」プレーヤーです。前衛でありながら後衛顔負けのストローク力を持っており、シングルスでも世界一に輝いています。
| 開催年 | 主な獲得タイトル・戦績 |
|---|---|
| 2022年〜2026年 | 全日本シングルス選手権 優勝(大会史上初となる5連覇!) |
| 2023年 | 第19回アジア競技大会 3冠(シングルス、ミックスダブルス、国別対抗戦) |
| 2024年 | 第17回世界選手権 男子シングルス 金メダル(日本人男子初優勝)、国別対抗 金メダル |
| 2025年 | アジア選手権 3冠(シングルス、男子ダブルス、団体) |
| 2025年・2026年 | コリアカップ 4冠(シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス、団体すべて優勝) |
「ネットプレーだけでなく、後ろからの打ち合いでも世界の頂点に立つ」というオールラウンダーなプレースタイルが、上松選手の道具選びにも大きく影響しています。
あわせて読みたい 上松 俊貴(うえまつ としき)徹底解剖|戦績・経歴・使用用具まとめ上松選手が愛用しているラケットは、ヨネックス(YONEX)の最上位モデル「VOLTRAGE 8V(ボルトレイジ 8V)」です。上松選手の代名詞である「スピードショット」をさらに速くし、しかも連続で正確なコースに打ち込めるように作られた1本です。
| スペック項目 | 詳細データ |
|---|---|
| メーカー・モデル名 | YONEX VOLTRAGE 8V(ボルトレイジ 8V) |
| フェイス面積 | 85平方インチ |
| サイズ(重さ・グリップ) | UL1・UL2(平均238g / 推定)、SL2(平均253g / 推定) |
| 全長 | 690mm(一般的な前衛モデルの長さ) |
🔧 VOLTRAGE 8Vのここがすごい!
- ブレないシャフト形状(スウェルシャフト): 強いボールに打ち負けないようラケットのねじれを抑え、狙ったコースへ弾き返すコントロール性を高めています。
- 空気抵抗を減らして振り抜きアップ: フレーム上部を少し広げて芯を外した時のミスを減らしつつ、グロメット(ガットを通すパーツ)を細い溝にすることで空気抵抗をカット!コンパクトなスイングからでも超高速ボレーが打てる設計になっています。
- 長年「弾き系」を愛用: 以前の「F-LASER」シリーズなど、上松選手は一貫してヨネックスの前衛向け弾き系モデルを使ってきました。また、プロ選手ならではの工夫として、ストロークでも威力を出せるように細かい重さの調整(バランサーテープなど)やグリップの微調整を行っていると考えられます。
上松選手の道具選びで一番のこだわりが詰まっているのがガットです。なんと、上松選手自身がゴーセン(GOSEN)とタッグを組んで共同開発した「SONICBLOW(ソニックブロー)」を使用しています。
| ガット関連項目 | 詳細データ |
|---|---|
| メーカー・ガット名 | GOSEN SONICBLOW(ソニックブロー / ブラック) |
| 素材・構造 | HB-U ポリエステル / 5分割ねじり構造(シリコンオイルコーティング) |
| ゲージ(太さ) | 1.25mm |
| テンション(シングルス) | 約32ポンド(球持ち・回転重視) |
| テンション(ダブルス) | 約35ポンド(弾きの速さ・ボレー重視) |
上松選手のとても面白いこだわりが、「シングルスとダブルスでガットの硬さ(テンション)を変えていること」です。
- シングルス(約32ポンド): 後ろからのラリーが多くなるため、少しだけテンションを落としてボールがガットに食いつく時間を長くしています。これにより、ボールをしっかり「つかんで」安定したストロークを打つことができます。
- ダブルス(約35ポンド): ネット前でのボレーが中心になるため、当たった瞬間にパーン!と弾き返す「球離れの速さ」を最優先しています。35ポンドと硬めに張ることで、相手が反応できない超速ボレーを生み出しているんです。
以前はヨネックスの「ポリアクションプロ(35ポンド前後)」や、ゴーセンの「G-TOUR S」を使っていましたが、自分の理想を追求して完成したのがこのソニックブローです。
さらに驚きなのが張り替えの頻度です。ガットが緩んで打球感が変わるのを防ぐため、切れていなくても「約2週間に1回」のペースで張り替えているそうです。「張りたてが一番好き。1回1回リセットして『今日は、今日!』という気持ちになれる」と話しており、常にベストな状態でコートに立つための大切なルーティンになっています。
上松選手がガットに求めたのは、「一発で仕留めるスピード(弾き)」と「しっかり狙えるコントロール(球持ち)」という、本来なら両立するのが難しい2つの性能でした。
ソニックブローは、反発力の高いポリエステル素材を5本の細い芯に分けてからギュッとねじり合わせる特殊な構造を採用しています。そのため、硬いイメージがあるポリガットなのに、まるでナイロン(マルチ)ガットのような柔らかさと食いつき感があるんです。このおかげで、後ろではしっかりボールをつかんで打ち込み、前では鋭く弾き返すという万能なプレーが可能になっています。
また、素早いフットワークを支えるシューズは、2025年からミズノの「WAVE EXCEED TOUR 6 OC(ウエーブエクシードツアー 6 OC)」を履いています。足にピタッとフィットするホールド感と、地面を強く蹴り出して一瞬でトップスピードに乗れる感覚が選んだ決め手になっています。
3. 上松選手のギアを私たちが真似する時の注意点
「VOLTRAGE 8V × ソニックブロー」は、スピードと攻撃力を求める選手にとって憧れのセッティングですよね!特にソニックブローは「ポリなのに柔らかくて打ちやすい」と評判で、前衛・後衛を問わず使いやすいガットです。ただ、中高生や一般プレイヤーがそのまま真似をする時には、気をつけたいポイントがあります。
上松選手の「35ポンド」という設定は、トッププロならではの強い筋力と、毎回確実にラケットの芯で捉える技術があってこそ扱える硬さです。まだ筋力が成長途中の中高生がポリガットを35ポンドなどの高テンションで張ってしまうと、打った時の衝撃が強すぎて手首や肘を痛め(テニス肘など)、ケガにつながるリスクがとても高くなります。
ソニックブローを試す時は、まず推奨テンションの下限である「25〜28ポンドくらい」からスタートして、自分のスイングに合うか確かめてみるのがおすすめです!
VOLTRAGE 8V(85平方インチ)はラケット面が小さく、芯(スイートスポット)も狭いため、実はかなり上級者向けのシビアなラケットです。「まだ芯に当てる自信がないかも…」「もう少し楽にボールを飛ばしたい!」という方は、面が一回り広くて扱いやすい「VOLTRAGE 7V(90平方インチ)」や「VOLTRAGE 5V」にソニックブローを張ると、とても気持ちよくプレーできますよ。
4. 天間麗奈選手:常識を覆す「魔球」を生む後衛セッティング
天間 麗奈(てんま れな / 日本体育大学)
高校時代から圧倒的な強さで全国の頂点に立ってきた、新世代を代表する後衛プレーヤーです。後ろから繋ぐだけでなく、強烈なカットサーブや思い切りの良い攻撃でどんどん主導権を握るプレースタイルが魅力です。
| 開催年 | 主な獲得タイトル・戦績 |
|---|---|
| 2024年 | インターハイ 女子ダブルス 優勝(佐藤紗空選手とのペア) |
| 2024年 | 全日本シングルス選手権 優勝(大会史上最年少制覇!) |
| 2024年 | 皇后賜杯 全日本ソフトテニス選手権 優勝 |
| 2025年 | インカレ(全日本学生選手権)女子シングルス 優勝(1年生王者として大会2冠) |
| 2026年 | 第66回 東京インドア 全日本ソフトテニス大会 出場 |
天間選手が2026年の東京インドアなどの公式戦で使用しているラケットは、ヨネックスの「VOLTRAGE 7V(ボルトレイジ 7V)」です。
| スペック項目 | 詳細データ |
|---|---|
| メーカー・モデル名 | YONEX VOLTRAGE 7V(ボルトレイジ 7V) |
| フェイス面積 | 90平方インチ |
| サイズ(重さ・グリップ) | UL1・2(平均238g程度) |
| バランスポイント(重心) | 平均270mm(手元寄りに重心がある前衛用モデル) |
⚡ 後衛の天間選手が、あえて「前衛用(7V)」を選ぶ2つの理由
普通なら後衛は、ラケットの先が重くて遠心力で飛ばしやすい「後衛用(Sモデル)」を選びますよね。しかし、天間選手はあえて手元が軽い前衛用の「7V」を使っています。ここにははっきりとした理由があるんです。
- ① 武器である「カットサーブ」のキレを極限まで高めるため: あの強烈なカットサーブを打つには、インパクトの瞬間にラケットを鋭く振り抜いてボールを強くこする必要があります。先が重い後衛用よりも、手元に重心がある7Vの方が手首を動かしやすく、スイングスピードを一瞬で上げやすいのです。
- ② 前に踏み込むスピードテニスにぴったりだから: 最近のソフトテニスは、後衛でもベースラインから一歩前に出て早いタイミングで打ち返すプレーが増えています。取り回しが良くて弾きの強い7Vは、天間選手の攻撃的なスタイルと相性抜群なんですね。
一部のネット掲示板や知恵袋などで「天間選手はミズノのディープインパクトを65ポンドで張っている」といった書き込みを見かけることがありますが、ソフトテニスのラケットで65ポンドはフレームが折れてしまう数値(硬式テニスの数値との間違い)です。当サイトでは、専門誌の最新取材やメーカー公式情報に基づいた正確なデータをご紹介しています。
そして天間選手のもう一つの注目ポイントが、ガットの「POLYACTION INVOKE(ポリアクション インヴォーク)」を「26ポンド」という少しゆるめのテンションで張っていることです。
| ガット関連項目 | 詳細データ |
|---|---|
| メーカー・ガット名 | YONEX POLYACTION INVOKE(ポリアクション インヴォーク) |
| カラー / ゲージ(太さ) | パープル / 1.25mm |
| 素材・コーティング | ハイポリマーポリエステル(クリスプレブコーティング) |
| 指定テンション | 26ポンド(2026年2月時点の公式戦データ) |
「ポリアクション インヴォーク」は、表面に「クリスプレブコーティング」という特殊な加工がされていて、ボールがガットにギュッと引っかかる感覚(摩擦力)がとても強いガットです。また、ポリエステル系の中では打球感がかなり柔らかく作られています。
天間選手はこれを「26ポンド」という低めのテンションで張っています。実は今、トップ選手の間でも「ポリガットをあえてゆるく張る」のがトレンドになりつつあります。ポリは素材自体がしっかりしているため、26ポンドくらいに落としてもボールが飛びすぎてアウトになることが少なく、むしろガットがたわんでボールに強い回転(ドライブやカット)をかけやすくなるという大きなメリットがあるんです!
- ラケット(7V)で「スイングスピード」を上げる: 手元が軽い前衛用ラケットを使うことで、小さいテイクバックからでもラケットヘッドをビュン!と素早く走らせることができます。
- ガット(インヴォーク)で「強烈な回転」をかける: 引っかかりの良いコーティングが、速いスイングのパワーをそのままボールの回転(スピンやカット)に変えてくれます。
- テンション(26ポンド)で「球持ち」を良くする: ポリガットをあえてゆるめに張ることで、ガットがボールをグッとくわえ込み、最後までパワーと回転を伝えきることができます。
相手コートで急にストンと落ちるドライブや、大きく変化する「魔球」カットサーブは、この3つの組み合わせが見事に噛み合って生まれていたんですね!
5. 天間選手のギアを私たちが真似する時の注意点
天間選手のセッティングは、「カットサーブを武器にしたい人」や「初めてポリガットを使ってみたい人」にすごくおすすめです!ただ、真似をする時は次の2つのポイントを意識してみてください。
① 一般の後衛なら、まずは後衛用の「VOLTRAGE 7S」が安心!
天間選手が使う前衛用の「7V」は操作しやすい反面、ラケットの重み(遠心力)を使ってボールを飛ばすのが少し難しく、自分のスイング力でしっかり飛ばす必要があります。「後ろから深いボールを楽に打ち返したい」「ストロークの安定感を上げたい」という中級者の後衛の方なら、素直に後衛用の「VOLTRAGE 7S」を選んで、そこにインヴォークを張る方が、飛距離も安定感もグッと出しやすいですよ!
② 「26ポンド」は中高生がポリを張る時の最高のお手本!
中高生の中には「上手い先輩が高く張っているから」と、ポリガットを30ポンド以上で張ってしまう人が少なくありません。しかし、硬く張りすぎるとボールが飛ばないだけでなく、肘を痛める原因になってしまいます。ポリガットを使う時は、天間選手のように「20〜26ポンド前後」のゆるめのテンションから試してみることが、ケガを防いで良いボールを打つための近道です!
6. まとめ:トップ選手の「選ぶ理由」をヒントにしよう!
「自分の武器を活かす道具選び」が一番の上達のカギ!
今回は、上松俊貴選手と天間麗奈選手の最新ギア・セッティングをご紹介しました。お二人のこだわりを見てみると、「前衛だからこう」「後衛だからこう」という昔の常識にとらわれていないことがよく分かりますよね。
- 上松俊貴選手: シングルス(32ポンド)とダブルス(35ポンド)で硬さを変え、「VOLTRAGE 8V × ソニックブロー」でスピードとコントロールを両立。
- 天間麗奈選手: 後衛ながら前衛用の「VOLTRAGE 7V」に「インヴォーク(26ポンド)」を合わせ、得意のカットサーブと攻撃力を最大化。
共通しているのは、「自分がコートでどんなプレーをしたいかをはっきりさせて、それに合うラケットやテンションを選んでいる」という点です。ぜひ皆さんも、お二人の「道具を選ぶ理由」をヒントにして、自分にぴったりのセッティングを見つけてみてくださいね!
- ソフトテニス・マガジン ポータル:今大会で使った天間麗奈選手のセッティングは。 / 選手名鑑:上松俊貴
- ゴーセン(GOSEN)公式サイト:SONICBLOW(ソニックブロー)特設ページ
- ヨネックス(YONEX)公式サイト:VOLTRAGEシリーズ・ストリング リリース情報
- ダンロップ(DUNLOP)ソフトテニス:アドバイザー 上松俊貴選手 プロフィール
- Unstyle Life:上松俊貴選手の使用ガット「ソニックブロー」の魅力とは?
※本記事は情報提供のみを目的としています。ストリングのテンション過多によるテニス肘等の負傷に関する判断や、医学的なアドバイス・診断については、必ず専門の医療機関にご相談ください。
※記事内のデータは各メーカー公式情報および大会公式取材データに基づきます。